ゼンちゃんと出会い、2泊3日のホームステイを決め、わが家へ
ホームスティには1匹につき5000円かかります。
その後ホームスティの猫ちゃんをお迎えすると決めた場合には5000円は差し引かれます。
注意事項などの説明を受け、契約書にサインをします。
その間にゼンちゃんは体調チェックや体をキレイに拭いてもらったりしていました。
ケージやトイレ、ごはん、栄養補助食品はペットショップで用意してくれます。
準備をすませていざわが家へ向かいます。
わが家へ到着。まずは子供たちと対面
子供たちには何も伝えずに連れて帰ってきてしまったのですが、兄くんはずっと猫ちゃんを飼いたがっていたのでものすごく笑顔で喜んでいました。
弟くんは何も言わずに連れてきたことが気に食わなかったようで、ものすごく怒られました。。
店員さんに「お部屋に出すのは猫ちゃんにもストレスになるので1日15分だけにしてください」と言われていたので、15分だけケージの入口をあけて自由にできるようにしました。
ゼンちゃんはわが家に興味深々で、でも警戒しつつ部屋を1周して、そのうち走り回りながら遊んでいました。
ごはんも時間通りにあげて、栄養補助食品のクリームも食べさせました。
ゼンちゃんは怯えることも警戒することもなく、食べて、食べて、トイレして、寝て。。
「なんか、堂々としてるな。」と感じました。。
今まで何度か家族で猫を飼うことについては話してはいたのですが、ホームステイ中はより細かく、良いことばかりじゃないことも含めて「ちゃんとお世話できるか?」「猫ちゃんの老後について」「病気になったら」「お金のこと」などの話を家族でしました。
話し合いをして、それぞれの意見はこちらです。
旦那 → 「毎日のお世話は特に問題なくできる。このままお迎えしたい」
兄 → 「もちろんお世話出来る!」
弟 → 「飼ってもいいけど、お世話はしない!」
私 → 「やっぱり飼えない。。そんな簡単なことじゃない。。」
私はいろいろ考えたらまた不安になってしまいました。
最初はみんな「お世話する」と言っても結局はやらなくなっていって、最後は私がやることになると思ったし、そうなったら不満が出たり、ストレスが溜まったり家族の関係悪くなるんじゃないかとも考えました。
「そんなことになったら、猫ちゃんは幸せじゃないだろう。やっぱり飼えない。。ホームステイさせてストレス与えてごめん。。もう二度と猫を飼うなんて考えないようにしよう。。」
私はそう考えて、家族に話をし、次の日ねこちゃんをペットショップへ連れ帰ることにしました。
次の日の朝、出発するとき、最後に猫ちゃんにあいさつをしていた兄くんが突然泣き出してしまいました。
兄くんは普段は本当に泣かない子で、しかもこの時中学生だったので、本当にビックリしました。
話を聞くと「やっとお迎えできると思ったから。。。」と
このとき私は本当に反省しました。身勝手な行動が猫ちゃんも兄くんも傷つけてしまったと。。
兄くんに「ごめんね、ママが悪かった。でも、ママお世話できる自信がない」といって車に乗り込み、ペットショップへ向かいました。
その道中、車内は旦那さんと二人。空気が重い。。。
険悪な雰囲気になりつつ、ペットショップへ着いたものの、旦那さんも私も迷っていました。
旦那さんがお世話をすると腹をくくるなら、私も腹をくくろう。
兄くんのあの涙をみてしまったら、「私が不安だから飼えないって言って決めてしまったけど、私だけの私中心の家族じゃないよな。。」と考えました。
また、「旦那さんはちゃんとお世話できるのか?」それも不安でした。。。
家のことはほとんどやらない人だったので。。
「私は絶対ごはんやトイレのお世話はしない。それでもやるって言えるなら腹をくくって自分で飼うって決めて。」
そう伝えて、旦那さんが悩んでいるのを待ちました。私だけ心を決めても無理だと思ったからです。
10分以上悩んでいたと思います。
「連れて帰ります!」
旦那さんは店員さんにそう伝え、猫ちゃんをお迎えすることに決めたのでした。